福祉の現場で活躍する先輩たち

介護・保育の現場で数多くの卒業生が活躍しています。

金沢福祉専門学校が開設されてから20年以上、
2,500名を超える卒業生が本校で学び、巣立っていきました。
介護の現場、保育の現場で活躍する先輩たち。
学校で学んだことはどう役立っているのか、どんな将来が拓けているのか。ナマの声を聞いてみました。

 卒業後に眉丈会に入社し3年が経ちました。私の仕事は食事や入浴の介助といった日常生活支援になります。当施設ではおむつを使わない取り組みを行うなど、入居されている高齢者の方々の尊厳や魅力を損なわず、その人らしく快適な生活が送れるよう、ここに居る甲斐があると思っていただけることを目標にしています。加齢に伴い、どうしても生活する上で必要な機能が衰えてしまうこともあります。私たちが適切なケアをすることで改善していくこともありますから、とてもやりがいのある仕事だと思います。
 そうは言っても私はまだまだ勉強不足で落ち込むこともしばしば。そんな時は周りの同僚や先輩方に悩みを聞いてもらいながら乗り越えています。毎日働いているとどうしても目の前の仕事に追われがちになりますが、入居されている高齢者の方々がどうすれば機能を改善し快適に生活できるようになるかを考え、少しでも良い方向に導けるようにがんばっていきたいですね。
 仕事が始まると勉強の時間を取ることが難しくなります。学生の皆さんは「授業で習うことはすべて必要なこと」と思ってしっかりと勉強してください。現場に出れば、学校で教わったことの大切さを実感しますよ。

 保育園や幼稚園で働くことを目指して福専に入学したのですが、学んでいくうち自分にとっては施設の方がやりがいを持って働けると思うようになりました。林鐘園では様々な事情で家族と離れて暮らすことになった子どもたちが一つ屋根の下で生活しています。自分は言わば子どもたちのお父さん代わりという存在です。朝になれば子どもたちを起こして学校へ送り出していき、学校から帰ってくれば同じテーブルで食事をしたり宿題を見てあげたり、お風呂に入れたりして寝るまでの時間を一緒に過ごします。勤務時間は変則的になりますのできつい面もありますが、子どもたちの成長を間近に見られる喜びがそれを打ち消してくれます。
 ただ勤務した当初は、子どもたちに警戒されてなかなか打ち解けてもらえませんでした。まずは関係づくりからと話をしっかりと聞いて距離を縮めていくうち、徐々に思っていることをぶつけてくれるようになりました。子どもは大人のことを常に見ています。子どもと関わる仕事に就く人は、その意識を持つことが大切です。自分も言葉一つ、行動一つをきちんとして、子どもから憧れるような大人になれるよう努力していきたいです

 元々、介護福祉士になろうとは思っておらず、高校卒業後は大学へ進学しました。大学2年の時に介護福祉士の仕事ぶりを目の当たりにし、「プロの技術はすごいな」と驚いたのです。自分もおじいちゃんやおばあちゃんのお世話をして感謝していただけるような介護福祉士になりたい。このことをきっかけにそう思うようになり、介護福祉士の道へ進むことを決意しました。大学卒業後には「勉強をきちんとして技術的にもしっかりしている」と、施設からの評判が高いと聞き福専へ入学することにしました。
 今は勤め始めて3年目。金沢春日ケアセンターでは一人ひとりの食事の量や体温、排泄状況などをデータで把握し、根拠を基にしたケアプランを作っています。もちろんデータだけでなく、コミュニケーションも大切です。声の掛け方次第で表情がすごく穏やかになりますから。実習に来る学生さんを指導することもありますが、緊張しながら丁寧に利用者さんへ接する彼らを見ると、自分自身学ぶことがたくさんあります。毎日の業務と思って慣れてしまわないように、初心を忘れず高齢者の方々に接していきたいと思います。学生の皆さんも初心のままに、素敵な介護福祉士を目指してくださいね。

 子どもと関わる仕事をしたいと思うようになったのは高校生の時でした。福専へ体験入学した際にはバルーンアートの企画が催されるなど楽しい時間を過ごすことができ、「アットホームですぐに馴染めそう」とそのまま入学を決めました。入ってからの2年間は密度が濃くとても短く感じましたね。
 保育士になって一年目には1歳児のクラスを担当しました。よちよち歩きで外に出られず、言葉もたどたどしいので気持ちを汲み取るのに苦労しました。そんな時に、学校で習った手遊びをすればどんどん子どもたちが集まってきてくれました。基礎的なことほど、保育の現場でしっかり活かせていると実感しています。
 また実際に保育士になって実感したのは、興味が持てない授業であってもすべて必要なものと思い吸収していくのが大切だということでした。すぐには役立たないかもしれませんが将来きっと「学んでおいてよかった」と感じるときが来ると思います。今は保育士となって2年目になり、3歳児の担当をしています。1年目よりは全体が見えるようになってきました。
 先輩保育士の皆さんと連携していきながら、これからも子どもたちの成長を見守っていきたいです。

※平成27年4月現在