ブログ

Blog

2017.10.23

写経体験

後期がスタートして早くも3週間経過しました。
学期が変わり、新たに始まる科目はいくつかあります。
「アクティビティ」も後期新たにスタートした科目で、先日は写経体験を行いました。

写経の作法は、
本来でしたら、口の中等身体を清めてから、正座をして、硯に水を入れて墨をすり、
お経を読んでから、浄写(無我の境地に入り、至心に写経する)を行います。
しかし、今回は椅子に座り、ペンで写経をするという手順で行いました。
ほとんどの方が高校卒業後、専門学校に入学している若い学生です。
お経は読めないだろうと思い、「お経を唱えます」とは一言も言わなかったのですが・・・・
なんと教室中からお経を唱える声が聞こえてきました。
しかも、お経の声がそろっていることに驚きました。
お経を唱える声が静まったころ、写経に移りましたが
数名はやはり途中で書き間違えてしまい、
「間違えたので書きなおしてもいいでしょうか」と申し出てきました。
消しゴムも修正ペンもなく、紙が貴重だった時代の方は
よく間違えずに筆で達筆な文字を書けたものだと感心します。

学生たちは思った以上に集中して書き、
完成はとても美しいものになりました。
中には、「筆で書きたい」と希望する学生もおり、
改めて筆で仕上げてきた人もいます。
綺麗すぎてびっくりです。

般若心境は声を出して読み、心をこめて書き写すことで脳の活性化にもつながるそうです。
また、般若心境の意味を知ってから写経を行うと、
書き写す時にその文字の意味を理解しようとしたり、
音読したりといくつもの作業を同時に行うため、
前頭前野が活発に働くと言われています。

はるか昔から受け継がれている写経ですが、
現代人の私たちからみれば新鮮に映り
楽しく、真剣に取り組むことが出来ました。

幅広い世代が取り組めるアクティビティも良いものです。
さらに昔から受け継がれている文化を知りたいという気持ちも高まりました。